大津市職員と大津市自治連合会の幹部が昨年11月に、公費を使って徳島県の温泉宿などへ視察旅行をした問題で、「市民による地域活性化の取り組み」を目的としながら、ホームページや広報おおつなどで、視察の成果を市民に報告していないことが分かった。視察旅行と称しているが、徳島県の温泉2か所をめぐる、仲間同士の慰安旅行の色彩が濃いものとなっており、市民からの批判が高まっている。

企画段階では大津市自治連合会の清水耕二氏が、越直美市長宛てに市の職員を派遣するよう求める文書を出している。その依頼文には「地域住民関係の希薄化が進む中、住民同士の結びつきや地域連携を図るためのまちづくりの推進するためには、行政や市民それぞれが互いに連携を深め、強化を図っていくことが重要であると認識しております」とある。

しかし、視察旅行を終えた後、各地域で報告会は催されてない。市民には視察旅行の情報がまったく知らされていない状態が続いている。

 

↓平成28年度秋季視察研修に伴う職員の派遣について(依頼)