大津市の越直美市長が2月10日の定例記者会見で配布した資料を、独自に掲載します。今月は、配布資料3点全てを受け取りました。大津市のホームページには記者会見録が掲載されますが、記者会見で配布された資料は載せされていません。他の地方自治体に比べて、情報開示が劣っています。

熊本県大津町へ大津市職員が寄付金

越市長自らが記者会見で配布した広報資料は1枚。「熊本県大津町へ大津市職員一同より寄付金を送る」という内容。大津市は2月10日、地名の「大津」が同じ、熊本県菊池郡にある大津町へ寄付金を送った。

「平成28年熊本地震」で大津市は、菊池郡大津町へ救援物資の搬送や職員の派遣などの支援を行った。大津町の人口は約3万人。昨年11月に大津町の家入勲町長が感謝状を贈呈するため、大津市を来訪した。大津町では、現在も役場の庁舎が使用できない状態が続いているという。大津市総務課が寄付金を募り、509,919円が集まり、2月10日に送金した。

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大津町では、現在も寄付金を募っている。詳しくは、大津町ホームページ「大津町災害義援金・寄付金の受付について」

大津町では、「義援金」、「寄附金」とも、大津町が行う災害復旧や復興の財源として活用するとしている。

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「市長ロードマップ進捗チェック」「時間外勤務削減」

◆政策調整課が、「第2期市長マニュフェスト関連項目ロードマップ進捗チェック表」を配布。1月の越市長就任時より、1年経過したため、1月25日時点の進捗状況を公表。大津市ホームページにも掲載している。外部評価というより、所管課が自らの取り組みの進捗状況をチェックしたもの。あくまで自己評価のため、○や◎が多い。

◆人事課が、「大津市の時間外勤務削減の取組について」を配布。2月8日に行われた予算記者発表で、出席した記者の1人より、同資料の要望があったため、10日の会見場で配布した。市長は、予算について記者発表をしているが、大津市ホームページ上で、内容は掲載していない。

大津市議会では、2016年6月の通常議会で、岸本典子市議(共産)が、「時間外勤務削減」について、越市長へ質問している。

大津市議会/2016年6月議会で、岸本議員の質問

「人事評価を意識せざるを得ない中で、不適当な目標設定やトップダウンによる組織目標の押しつけによって、過度なコスト削減の強要、時間外勤務削減掲げられ、残業代のかからない管理職の残業につながっているということはないでしょうか。
 一方で、この4月から健康推進デーが週3日に増やされるとのことです。残業をせずに家庭サービスや体を休めることは大いに賛成をするものですが、職員の実態は、土日の休日出勤や深夜に及ぶ残業が行われています」