大津市の越直美市長は、「にぎわい創出」のため、大津駅前中央通りの片側一車線を歩道にして、露天イベントを恒常的な取組みにつなげたいと、1月19日の記者会見で話していることがわかった。同様のイベントは昨年11月に催されたが、交通規制などの問題が起こったため、恒常的なものに切り替えたいとしている。11月のイベントは、大津市の補助金100%で、「大津公共空間活用協議会」が主催し、「(株)まちづくり大津」が事務局となって運営された。
琵琶湖までの動線づくり
記者会見では中日新聞の記者が、大津駅前周辺の機能や役割を質問した。越市長は「大津の魅力は、琵琶湖で、琵琶湖まで歩いて楽しい動線づくり」だと、昨年12月の記者会見と同じ答えに終始した。琵琶湖に観光客が足を運ぶためには、「歩いて楽しい動線づくり」が必要だとし、仕掛けとして、昨年11月に催した露天が出店するようなイベントを恒常的に行うという考えだ。片側の車道を一車線にし、歩道を拡幅することで、琵琶湖まで歩いて楽しむ観光客が増えると見込んでいる。露天出店者をどう見積もっているのかなど不明なままだが、越市長は今後、調査したいとしている。
主催は「大津公共空間活用協議会」
昨年11月のイベントを主催した「大津公共空間活用協議会」には、大津市から補助金(事業費の100%)が支出されているが、補助額や団体構成メンバーの詳細は不明である。
「中心市街地における、道路空間、湖岸・水辺空間、公園空間等の公共空間を活用した事業を実施する(株)まちづくり大津を事務局とした実施機関に対して補助することにより、中心市街地の賑わいの創出と回遊性の向上を図ることを目的」として、2016年から市より補助金が支出されている。
↓大津公共空間活用事業補助金交付基準
↓大津市ホームページ/11月20日大津駅前中央通りオープンモール2016
http://www.city.otsu.lg.jp/shisei/koho/dekigoto/h28/11m/1480313383974.html