大津市環境政策課のホームページから「琵琶湖市民清掃」関連の情報が削除されていたことがわかった。市は理由を明らかにしていない。補助金を出しているのに、事業内容が全く分からなくなっている。

毎年、大津市環境政策課は、ホームページや「広報おおつ」などで、市民に「琵琶湖市民清掃」のボランティア参加を呼びかけている。過去には、7万人参加の美化運動と大々的に宣伝していたが、清掃後に市民らへの収支決算書や活動報告などは開示していなかった。ホームページには、実施要綱だけが掲載されていたが、これさえも削除したことになる。

琵琶湖市民清掃をめぐっては2017年に入り、補助金使途について市民らから監査請求や訴訟が起こされていた。

滋賀県ホームページや、滋賀県の「美しい湖国をつくる会」ホームページでは、通年行事として、びわ湖を美しくする運動の活動や、収支決算書、団体役員名簿などを公開している。

大津市の越直美市長は、市民への「情報公開」をアピールしていたが、大津市役所の隠蔽体質を改善できていない。

↓大津市環境政策課ホームページ/平成29年度 琵琶湖市民清掃のお知らせ/「実施要綱」を削除して、白紙状態のまま

http://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/030/1121/o/shiminseiso/index.html

↓広報おおつの「琵琶湖市民清掃」の参加案内