60周年記念式典を琵琶湖ホテルで昨年開催した大津市自治連合会が、50周年記念式典や毎年の表彰式典も大規模に開催していたことが、情報公開請求の資料によって明らかになった。式典で表彰される人は、自治会長や自治連合会長を長年務めた人たちで、特別表彰候補者は、学区自治連合会の役職を長年務めて学区自治連合会長が推薦した人に限定されている。幹部が幹部を毎年表彰するという“お手盛り”状態が、かなり前から常態化している実態が浮かび上がった。

地域には役職にはつかず、地道に貢献している人が多数存在するが、大津市自治連合会の表彰候補者は、学区自治連合会長が推薦した人物だけに限られている。推薦基準はあいまいで、学区自治連合会長に、候補者を一存で決定できる特殊な権限を与えている。

参考資料1「大津市自治連合会 50周年事業の回顧/記念式典」

参考資料2「大津市自治連合会 表彰規定」

参考資料3「大津市自治連合会 特別候補者推薦基準」

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