今年の琵琶湖市民清掃で、野洲市の許可証を貼ったパッカー車が大津市の仮置き場にごみを搬入した問題で、野洲市が搬入業者に対し事実関係を調査していたことが明らかになった。調査の結果、野洲市は「搬入させている大津市の問題」としている。一方、大津市から野洲市へは問い合わせをしておらず、大津市は当事者意識が欠けていることも分かった。

野洲市環境課の担当者は「大津市へ搬入したのは野洲市のごみではない。『今後、対応する』という業者の回答を得ている」と説明している。しかし、野洲市は業者の説明を聞いただけで、ごみ自体を調べたわけではない。

一方、野洲市が許可したパッカー車の搬入を許した大津市は、野洲市に対して何らの問い合わせをしていない。当日は、ごみが搬入されてくる仮置き場に、環境部の幹部や職員が居合わせたが、事情を確認していなかった。適切かつ迅速な対応をする野洲市に比べ、大津市の問題意識のなさは際立っている。

野洲市環境課は「大津市が受入れしているので、搬入してきた車両は大津市の自治会のごみを運んだものとして問題ないという認識なのだろう。大津市がチェックしているはず。野洲市としては、それ以上言うことはない。大津市から野洲市の許可証を貼った車両が搬入してきたという連絡はなかった。今もない」と、突き放している。

写真下↓7月5日(日)ごみ搬入場所の大津市仮置き場で。大勢の環境部の職員が、旗を持ち、搬入車両を誘導している。他市の許可証の車両が来ても誰も気づかない?

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写真下↓7月5日(日)ごみ搬入場所の大津市仮置き場で。野洲市の許可証を貼ったパッカー車が搬入。黄色のステッカーで目立つ。

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写真下↓7月5日(日)ごみ搬入場所の大津市仮置き場で。野洲市の許可証を貼ったパッカー車が搬入。横にも黄色のステッカー。

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