【ポイント】

  • 大津市は、大津市自治連合会の研修旅行に、職員を同行させている。公務。
  • 同行する市職員の随行経費(運賃、負担金)を、2012年まで公金から支出。
  • 2013年も、自治連合会からの指名を受け、市民部長と自治協働課の職員が同行している。
  • 2013年は、市民部長や市職員の旅費を、自治連合会の会計から支出。
  • “研修”の宿泊は温泉旅館で、宴会付き。
  • 補助金を支出する市が、補助金を受ける任意団体から旅費を払ってもらったことになる。

【詳細】

 2013年の大津市自治連合会の「春季研修旅行」は、和歌山市であった。宿泊先は、和歌の浦温泉の旅館。和歌山市の防災センターを視察した後、温泉旅館に宿泊。18時30分から懇談会(宴会)が始まっている。翌日は、日高川町交流センター見学で、黒潮市場で買い物をして岸和田本町まちづくりの館を見学した後、大津市役所へ戻っている。

2012年の1泊2日の研修と違うのは、随行している市職員の経費を市の予算(税金)から支出していない点だ。2012年までは、公務として「旅費請求書」の手続きをして、26,600円の旅費を公金より出していた。自治連側から求められた「負担金30,000円」も公金から支出している。

2013年はやり方を変更した。「自治連合会から負担するもの」として、同行した市民部長や市職員の旅費などの費用を、自治連側に支出させている。自治連の運営補助金の原資は、市が補助した300万円。後は、住民の会費である。

補助金をチェックする側の公務員が、補助金を受けている任意団体から旅行費用を出してもらい、一緒に温泉旅館に宿泊している。

参考資料1「2013年大津市自治連合会/春季研修依頼書(自治連から市へ)」

2013年自治連/春季研修依頼書_01

参考資料2「2013年大津市自治連合会/春季研修旅行(大津市旅行命令書)

2013年自治連/春季旅行(大津市旅行命令書)_01

参考資料3「2013年大津市自治連合会/春季研修旅行(行程)

2013年自治連/春季研修旅行(行程)_01