琵琶湖市民清掃の「実績報告書」を情報公開制度を使って入手。大津市がつくった「補助制度適正化基本方針」の8基準を基に、大津WEB新報が独自評価をしました。

シリーズ第2回は唐崎学区自治連合会です。総合評価の結果は…?

2014年 唐崎学区自治連合会の琵琶湖市民清掃

 

平成26年琵琶湖市民清掃(唐崎)_01

総合評価 Dランク

①妥当性 × 市からの補助金をオーバー
②自主性 唐崎支所が事務を代行している痕跡は見当たらない。補助金額の見直しをしていない。
③透明性 × 車両提供の受領が業者の領収書ではなく、自治連合会が作成した受領書一覧のみ。収支決算書を公開していない。
④有効性  作業前と作業後の写真が添付されていない。効果の検証ができない。作成したはずの印刷物の添付もない。
⑤公平性 ×  一部の参加者にだけ、弁当と飲み物が出ている
⑥適正性 ×  提供車両の運搬ルートが不明。
⑦必要性 ×  地域清掃はいつでも出来る。一斉にやる意味がない。
⑧公益性  多くの住民がボランティアで地域清掃に参加した。

【この受領書はOK?】

自治連合会が作成した受領書一覧です。業者はどんな車種を何台提供したのか、どこの自治会のごみを回収したのか、まるでわかりません。会社に依頼したのなら、その会社の領収書を受けとりましょう。

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【この領収書はOK?】

6月29日の市民清掃の当日に印刷物を納品ですか?

収支決算書によると、印刷製本費は「実施詳細資料印刷代」と記載しています。実施詳細資料を業者から当日に受けとり、4510人分をどのようにして配布したのでしょうか?新聞配達のように一軒一軒配布したのでしょうか?果たして、作業開始時刻まで、間に合ったのでしょうか? 不思議です。

 

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【この領収書はOK?】

明細の記載がないため、何をいくつ購入したのか、誰が飲食したのか全くわかりません。

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