琵琶湖市民清掃の「実績報告書」を情報公開制度を使って入手。大津市がつくった「補助制度適正化基本方針」の8基準を基に、大津WEB新報が独自評価をしました。

晴嵐学区自治連合会は、2013年の実績報告書で、運搬業者にビール提供していた事実が判明して、京都新聞で報道もされていました。

2014年12月26日京都新聞

2014年の琵琶湖市民清掃の実績報告書による晴嵐学区自治連合会の総合評価の結果は…?

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①妥当性 × 市からの補助金をオーバー
②自主性 × 過去には、晴嵐支所へビール納品もあり。支所との関係性が不適切。補助金額の見直しをしていない。
③透明性 × トラック借用謝礼の領収書が1枚もない。あるのは、自治連合会長の支払証明書のみ。収支決算書を公開していない。
④有効性  作業前、作業後の写真が添付されていない。効果の検証ができない。
⑤公平性 ×  清掃後、32人の自治連合会の役員だけで、弁当を食べている。
⑥適正性 ×  土嚢袋2000枚、透明ごみ袋5400枚購入。集めたごみの袋数を比較しても多い。
⑦必要性 ×  地域清掃はいつでも出来る。一斉にやる意味がない。
⑧公益性  多くの住民がボランティアで地域清掃に参加した。

 

【この領収書はOK?】

32人だけの弁当購入です。2013年は、2日間も弁当購入して、ビールもつけてという実態でしたが、2014年は弁当のみ。ビール購入はなくなりましたが、役員?や業者?だけの弁当は必要ですか? 清掃したのは、晴嵐学区の住民です。

晴嵐学区は運搬業者にビール提供(2013年)

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PPロープ2種類を購入する意味が不明です。ウレタン手袋10組は何に使用したのでしょうか? 自治会に1枚ずつ配布したのでしょうか?

 

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土嚢袋2000枚を71,000円で購入していますが、「報告書」には請求内訳書しか添付されていません。手書きで振込みしたという記載していますが、「領収書」がないです。

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他学区と同じ、自治連合会長が出した「支払証明書」だけの報告です。「証憑書類」とは言えません。自分で作成し、自分で印鑑を捺すだけ「一丁上がり」です。

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