😯 2015年1月10日の記事の再掲載です。信じられないような領収書が発覚しました。2010年、大津市が任意団体「琵琶湖を美しくする運動実践本部」に出した補助金から、市職員や業者162人分の弁当代を支払ってました。越市長が就任した2012年以降は、何ごともなかったように、補助金の弁当計上を中止しています。市民にはボランティア清掃を呼びかける一方、市職員は公務で出勤した上、琵琶湖市民清掃の補助金を使い、弁当を食べていたことになります。さらに、補助金を使って業務委託している業者にまで、別途、弁当を配布してました。大西総務部長(取材時)には、コンプライアンスを進める責任者として誠実な説明を期待しました。しかし「休日に駆り出されて、お腹がすくから補助金で162人分の弁当を用意した。見つかりそうになったからまずいと思ってやめた」という説明は、ついぞ返ってきませんでした。後ろめたくなかったら、堂々とその後も続ければいいのですが。(編集部)😯

 

img013

img015

補助金から大津市職員162人に弁当/公務出勤の全員に/「答えられない」と市幹部/市民清掃№6

琵琶湖市民清掃事業をめぐる問題で、主催する任意団体「琵琶湖を美しくする実践本部」が大津市からの補助金で購入した162人分の弁当代10万5300円を、大津市自らが受け取っていたことが、10日までに情報公開請求した資料などから明らかになった。大津市の職員は公務中、市の補助金で購入された弁当を食していたことになる。補助金をチェックする立場にある行政と、補助金を受け取っている団体が一体化している構造が浮かび上がった形だ。

問題となっているのは、2010年度に「実践本部」が購入した弁当。清掃日に市職員162人が公務として出勤し、人数分の弁当を受け取っていた。一方、大部分の市民は地元自治会の要請で駆り出されているのが実情で、まさにボランティア。謝礼も食事も受け取っていない。

当時は大津市の環境政策課が「実践本部」の会計事務を担当。市職員が公務で、「実践本部」の事務局の仕事を担い、銀行の通帳も管理していた。「実践本部」から業者への支出は、市の「支出伝票」を用い、市の管理監や課長補佐が承認している。

環境部の管理監だった大西政章氏は現在、総務部長という重要ポストに就いている。行政改革を推進する課の統括責任者でもある。問い合わせに対して大西部長は9日、「過去のことは答えられない。今の担当者に聞いてほしい」と説明を避けた。