琵琶湖市民清掃をめぐり、ごみの収集・運搬を拒否していた大津市が昨年末、方針を転換させ、自らが「市が行う」と提案していたことが、情報公開請求で公開された内部資料で明らかになった。大津市環境政策課の小田課長は少なくとも昨年春までは、「市が保有するパッカー車を提供することはない」としていた。大津市はなぜ方針を転換することになったのか、理由を一切説明していない。

琵琶湖市民清掃を主催する任意団体「琵琶湖を美しくする運動実践本部」が昨年4月に開いた役員会で、役員の1人から「(市で)パッカー車を出してもらえるのか。うちの学区にも出してほしい」と要請していた。しかし、大津市環境政策課の小田課長は「市で車両を手配することはありません」と返答していた。

しかし、昨年12月の役員会では、小田課長は「集められたごみの収集・運搬を市が行うことを検討したい」と自ら提案し、180度の方針転換を明らかにした。

↓琵琶湖市民清掃のあり方の検討結果について/琵琶湖市民清掃のあり方小委員会

 

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