44年目にして初めて実施日を分割した琵琶湖市民清掃が6月19日午前、行われた。この日が分割実施の初日。朝からの雨天にかかわらず、大津市と「琵琶湖を美しくする運動実践本部」は、ゴーサインを出した。河川沿いや湖岸は足元が滑りやすい状態であった。大人だけでなく、子どもも参加している。市民の安全よりも、一斉清掃を実施することを優先させての決行となった。
本来、市民の安全を最も重視しなければならない大津市は、ホームページ上で「予定どおり実施します」と広報した。ところが、小さい文字で「実施の有無の最終判断は、各参加団体で決定されますので、ご加入の団体にご確認下さい」とも。主催者としての責任を回避した。「無理して参加する必要はない」など、安全に配慮したメッセージはひと言も発しなかった。
大津市と実践本部は2012年度、雷注意報が発令中でも一斉清掃を決行している。