琵琶湖市民清掃が6月19日と6月26日に行われたが、越直美市長の「市政日記」では、全く触れられていないことが、大津市のホームページで明らかになった。4月の「広報おおつ」などで多くの市民へ、ボランティア清掃を呼びかけておきながら、責任者の市長が全く関心を示さなかったことになる。

「市政日記」は、越市長が訪問したイベントなどを取り上げている。2年前(2014年)の「市政日記」では、第49回の琵琶湖市民清掃で、南郷地区の清掃場所を巡回して市民に声をかけ、荷卸し場所でステッカーを貼って誘導などを行ったとPRしていた。

【解説】

越直美市長は過去には、写真入りで琵琶湖市民清掃へ参加していたことを積極的にPRしていた。はからずも、自らのイメージ戦略の1つでしかなかったことが浮き彫りになった。

「琵琶湖を美しくする運動実践本部」の不適切な運営とは別に、多くの市民が朝早くから、地域の清掃活動を行っている。「実践本部」には大津市も参加している。

大津市のトップである越市長は、今年度から制度が大きく変わった一斉清掃の運営にも責任がある。ところが、清掃した市民を労いに回ることや、休日に出勤した部下の職員たちを激励することよりも、自分のイメージに傷がつくことを恐れたのだろうか。一斉清掃の現場に姿を見せ、積極的にPRしてきた2年前とは、方針を転換したようだ。

大津市の市民も、市役所の職員も、琵琶湖市民清掃の最終日である7月3日に、越市長自らが参加するのかどうか、見届けたい。

 

↓2016年の越市長の市政日記/6月19日(日)、26日(日)の琵琶湖市民清掃の記載がない/補助金問題をメディアが報道した後

越市長の市政日記①/2016年6月26日の琵琶湖市民清掃の記載なし 越市長の市政日記②/2016年6月26日の琵琶湖市民清掃の記載なし

↓2015年の越市長の市政日記/6月28日(日)の琵琶湖市民清掃の記載がない/補助金問題をメディアが報道した後

 

越市長の市政日記/2015年6月28日の琵琶湖市民清掃の記載なし

↓2014年の越市長の市政日記/6月29日(日)琵琶湖市民清掃の記載あり/補助金問題をメディアが報道する前

越市長の市政日記/2014年6月29日(日)琵琶湖市民清掃