大津市南部自治連協議会を構成する12学区の自治連合会のうち、東部ブロックの7学区が中心になり、市議や支所長の参加を積極的に働き掛けていたことが、情報公開請求の資料から明らかになった。参加者がマイクロバスでホテルに移動し、バーベキューを食す懇親会を催すなど、7学区の自治連、市議、支所長の親密さが際立っている。

「東部7学区に関する関係先への要望事項説明会開催について(ご連絡)」と題する2011年7月9日付の文書によると、発起人代表は瀬田学区自治連合会長の内田一豊氏。東部ブロック7学区選出の市議団や、各学区の自治連合会長と支所長の3者に対し、要望内容の説明会と懇親会の開催を提案している。説明会を瀬田支所で開催して、終了後は、マイクロバスでロイヤルオークホテルに移動し、バーべキューでの懇親会を開催するとしている。飲酒を想定して、「くれぐれもお車でのご来館はご遠慮願います」と伝えている。

地元の市議はこれをきっかけに、翌2012年からは、南部自治連の会合や懇親会に参加するようになった。

東部ブロックは、「瀬田、瀬田北、瀬田南、瀬田東、上田上、青山」の6学区だが、連絡文書では7学区としている。

東部ブロックの説明会と懇親会開催の目的には、「安全・安心なまちづくり」が含まれているが、警察関係機関への参加依頼はなかった。

 

大津市東部学区に関する関係先への要望事項説明会開催について