研修旅行の行き先不明
大津市自治連合会の研修旅行には、大津市から補助金300万円が支出されているが、2015年度の実績報告書は、支出伝票の振込金額だけで、行き先や参加人数さえ分からない状態になっていることが情報公開請求で明らかになった。
大津市の補助金から74万円
2015年度の実績報告書によると、秋季研修費は約74万円。支出伝票には、旅行会社の明細書はなく、振込受付書しか添付されていない。代わりに手書きで、金額の内訳が書いている。それによると、宿泊代416,000円のほか、金額が多い順に、バス代181,440円、入湯税38,080円、バスガイド代・運転手ガイド代・添乗員がそれぞれ21,600円など。全10項目で合計749,666円にのぼる。大津市から大津市自治連合会へ支出されている運営補助金300万円の中から、これらの料金が支払われている。
やはり温泉?毎年恒例
そのうち、入湯税も支払われているので、温泉地に行ったと推測される。大津市自治連合会は、各学区自治連合会長で構成されているが、それぞれ自治会員の会費を徴収して運営されている。潤沢な自治会費がありながら、さらに大津市から補助金を受け取り、温泉地への研修旅行が恒例行事となっている。
大津市自治連合会から、秋季研修費として大津市へ報告したのは、2枚の支出伝票のみで、何を視察したのかを示す情報は全く書かれていない。
↓平成27年度大津市自治連合会運営補助金の実績報告書/秋季研修の支出伝票
↓大津市自治連合会の運営補助金300万年の交付基準