大津市自治連合会の補助金の使い方が問題になる中、飲食を伴う懇談会廃止を記者会見で表明した越直美市長に対して、清水ひとみ議員(公明)が異議を唱えていた問題で、他市の事例をあげながら、自治会加入促進策を大津市として積極的に進めることを提案していたことが、昨年11月の市議会定例会の議事録でわかった。
「自治会の加入促進策を」と清水市議
清水市議は、越市長への質問の中で、宇都宮市の事例を取り上げ、「自治会加入促進の狙いとして、成人式などでチラシを配布して、将来につながるすばらしい広報活動をしている」、「ユーチューブや市のホームページなどを活用して、積極的な加入促進策をとっている」などと紹介し、大津市も同じように自治会の加入促進策を進めることを提案している。
大津市はHPで加入促進のチラシを発信
大津市自治協働課のホームページでは、「自治会に加入して下さい」という大津市自治連合会のチラシを発信している。このチラシには、自治連合会の具体的な活動内容についての記載はなく、自治会の写真を組み合わせながら、男性同士が握手をし、選挙ポスターを思わせる作りになっている。
「自治会に入って下さい」と市民に呼びかけながら、自治連合会の運営組織や活動実態、収支決算書などをホームページ上でお知らせしていない。大津市と自治連合会は、いたるところで、自治会の加入促進を進めてきたが、大津市の自治会加入率の低下し続けている。
↓大津市ホームページで発信している「自治会に加入して下さい」自治連合会チラシ
↓2016年11月市議会定例会/清水ひとみ市議の質問2P、3P