大津市自治連合会が毎年300万円の運営補助金と約170万円の会費を60年近く、単年度でほぼ使い切り、余剰金も積立金もないと、安孫子平次会長(当時)が昨年証言していたことが明らかになった。300万円は市から大津市自治連合会へ「住民福祉の増進のため」の補助金(原資は税金)として交付され、約170万円は36学区の自治連合会から会費(住民のお金)として納入されている。安孫子氏に説明を求めた市民によると、安孫子氏との一問一答は以下の通り。
ー大津市自治連合会で、事務員を雇ったのは、市民への窓口対応ですよね?
違う。会計を(市から)独立させるためだ。去年(2013年)からそういう形になった。
ー去年(2013年)からですか?
300万円を市からもらっている。あとは、1学区47,000円の36学区自治連合会分が入る。
ー全部で、500万円ほどの運営資金があるのですね。毎年、それだけ入ってくるのなら、余剰金や積立金がかなりあるということですか?
ない。
ー60年間、それだけの運営資金が入ってきて、余剰金も積立金も全然ないとはどういうことですか?
今年(2014年)、60周年記念式典があるので、初めて積立をした。2012年、2013年と経費を切りつめて、記念式典のために積みたてた。
ー60周年記念式典があるなんて、市民は誰も知りません。連合会長の飲み食いだけの式典ではないのですか?
36学区の連合会長たちと相談して決めている。
ー60周年記念式典の積立しかないということですが、今まで、どうして余剰金も積立金もなかったのですか?
単年度で使い切っている。
ー60年間ですか。毎年、何に使っているのですか?
全国自治連合会や滋賀県自治連合会、あとは研修。