【ポイント】
- 「滋賀県自治連合会」に加入する近江八幡市、栗東市、守山市では、それぞれ地元の自治連合会の総会資料を保管している。
- 3市とも、「市民へ公開するのは当然」としている。
- しかし、大津市は、大津市自治連合会の総会資料を廃棄し、「存在しない」。
- 大津市の意識の低さが際立っている。
【詳細】
大津市自治協働課は、大津市自治連合会の総会資料を廃棄していた。しかし、同じ自治連合会という組織があり、「滋賀県自治連合会」に加入する、栗東市と守山市、近江八幡市では、「自治連合会の総会資料は保管している。当然のこと」としている。
問い合わせに応じたのは、大津市と同じ「滋賀県自治連合会」に加入している3市。それぞれの担当課によると、自治連合会の総会資料は5年分保管している。3市とも円滑な行政運営のために、自治連合会に協力してもらっているとし、文書を保管している。
このうち近江八幡市の職員は、総会資料の有無に対して「やましいことはないですから、市民へ公開することは当たり前です」と話している。
これに対して、大津市自治協働課は、大津市自治連合会の活動をチェックする立場にあるのに、総会資料を廃棄したと主張している。「市民へ公開する」どころではなく、公開しようにも手元にないというのが実態である。