香の里史料館が、大津市からの補助金を使って、研修名目で2回も、期間限定の「黒田官兵衛博覧会」を見学していたことが、情報公開請求により、明らかになった。

黒田官兵衛博覧会は2014年、滋賀県長浜市で開催されていた。入館料は大人1人500円。香の里史料館は9月に7人分の入館料3,500円と、10月には41人分の20,500円を支払っている。

黒田官兵衛は、NHKの大河ドラマで話題になり、所縁の地である長浜で2014年1月から1年間だけ、博覧会が開かれていた。会場の1つでは、大河ドラマの世界が、映像や、ドラマ出演者の衣装や写真パネルなどで紹介されていたという。

香の里史料館を運営している伊香立学区自治連合会は、この博覧会を見学した「報告書」などを、大津市へ提出していない。大津市の補助金を使って、戦国武将の足跡を確かめ、それをどのように史料館の運営に反映させたのか、説明責任が求められる。

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香の里史料館/研修費(入館料)