琵琶湖市民清掃のごみ収集・運搬の業務委託契約をホームページに掲載するのが、実施日以降の6月末にずれこんだ事態を、大津市は「ごみ量などを業者と協議するのに時間がかかった」と釈明していたが、半年前の昨年12月には、大津市と業者で収集について調整していたことが、情報公開請求の資料より明らかになった。
大津WEB新報が入手した「実践本部の会議等結果報告」によると、昨年12月25日の実践本部の会議で、本部長の内田氏が「地域A~Dの収集を行う業者との調整は進んでいるのか?」と質問したことに、事務局で 環境政策課の小田課長が「実践本部からごみ量を提示したうえで、大津市も交えて協議しましたが、概ね大丈夫なようです」と答えている。
任意団体の実践本部が、大津市が行う収集・運搬業務の業者との調整を指図している。こうした一連の流れからすると、昨年の12月時点で、既に話がまとまっていたとみられる。にもかかわらず、大津市は契約の締結をわざわざ実施日の2日前(6月17日)にして、さらにホームページへの掲載は、2回の清掃が終わった後の6月29日にしたことになる。
4月の広報を発行した時点でも、業者との調整が済んでいるのに、市民に向けては「市が収集する」としか書いていない。業者に2,265万円を支払って委託することは明らかにしていない。
↓2015年12月25日「実践本部」会議等結果報告