大津市から多額の迷惑料を受け取っている伊香立学区自治連合会から、伊藤康行副市長がコンパニオンを伴った接待を受けた問題について、大津WEB新報の独自取材で、多くの疑問点が浮かんできた。情報公開請求して入手した領収書などの資料と、副市長の説明とでは、辻褄が合わないからだ。
疑問①
伊香立学区自治連合会との懇親会が開かれたのは2014年10月17日。ここに出席した伊藤副市長は、「会費は事前に支払っており、料理代まで思いが至らなかった」と、中日新聞の取材に対してコメントをしている。
しかし、伊香立学区自治連合会の「副市長・環境部懇親会費」の収入調書の発議と決裁日を見ると、10月17日になっている。つまり、副市長や市幹部4人は、10月17日の懇親会当日に、会費を支払っていることになる。「会費を事前に支払った」のではない。したがって、事実と伊藤副市長のコメントは一致しない。会費3,000円に見合う接待かどうかは、社会経験が多少でもあればば、目の前に出される料理を一目見るだけで判断できる。
伊香立自治連合会の会計予算差引簿によると、10月17日に市幹部4人分の会費の合計12,000円がまとめて入金されている。会費は、訪れた市幹部が現金で渡している可能性が高い。
↓伊香立学区自治連合会/平成26年度収入調書/副市長・環境部懇親会費
↓伊香立学区自治連合会/平成26年度の会計予算差引簿/収入の部/10月17日は、3000円×4名=12,000円の入金