大津市の越直美市長が10月5日に行った定例記者会見の詳細が、情報公開請求によって明らかになった。全文はA4判で18頁。今回は、9頁から12頁まで掲載した。
その中で、地区環境整備事業(迷惑料)を支払っている伊香立学区自治連合会から、伊藤康行副市長がコンパニオン接待を受けていたことについて、越直美市長は徹底して擁護する発言を連発した。
「当時、その条例もありませんでしたし、当然、法律違反、条例違反ということはないと考えています」
「今回の問題というのは、全くおごってもらったなど、そのような問題ではありませんし、支払っている中で、支払っている金額を越えていたということなので、事前にそれがわかるというのは難しかったと思います」
「自治会側が招いていたことに(コンパニオン)、実際のその場で帰って下さいと言っても料金は発生したと思いますので、その場で言うのは難しかったと思います」
伊藤康行副市長は、総額4.5億円の迷惑料の支出を検討する委員会のトップでもあるが、補助金を受ける伊香立自治連合会の幹部と地元の和食店で会合を持ち、飲食費用の一部と同伴のコンパニオン代を自治会側に負担してもらっていた。10月1日の中日新聞の報道によると、記者の指摘を受けた後、伊藤副市長ら市幹部は、自治会が負担した差額分を返金したとしている。