大津市は市長の記者会見の内容をホームページ(HP)に掲載するのに、1か月以上も要していたり、市政情報課に市民を威嚇するような監視カメラを設置しておきながら、越直美市長のマニュフェストにおける「市民への情報公開・市民への情報発信」では、達成度を「◎」と、最高点の自己採点をしていることが分かった。“甘い”自己評価は、情報公開に関してだけなのか、今後の検証が必要だ。
越市長マニュフェストのロードマップ進捗表≪5つのスマイル≫によると、「情報公開・情報発信」の所属課として、広報課の取り組みが紹介されている。「積極的なプレスリリースの拡充」や「広報おおつの改定による情報発信」を取り組んだとしている。それらを根拠に、進捗チェックは「◎」だと自ら採点している。
越市長は2016年1月の市長選挙では「6つのスマイルプロジェクト」を公約に掲げ、市の意思決定や議論の活性化と「見える化」を進めるため、市民への情報公開と情報発信、オープンデータ化の促進をあげている。
しかし、近畿の中核都市と比較しても、市長の定例記者会見の情報発信面で、大津市は大幅な後れをとっている。弊サイトの方が市のホームページより先に、記者会見の内容を報じる事態になっている。