大津市の越直美市長は12月15日の定例記者会見で、昨年の目玉事業としてJR大津駅のリニューアルを挙げ、盛んにPRした。しかし、新設の2階建て商業施設には、エレベーターが設置されていないなど、バリアフリーには程遠く、利用者には不評だ。
越市長は会見で、「駅から人がまちへ飛び出す仕組み」「琵琶湖や町なかに飛び出す仕組み」だと強調し、「世界から人の集まる駅とまち」にする第一歩が踏み出せたと自画自賛した。
12月27日付の京都新聞の報道によると、大津市がJR大津駅の新たな商業施設「ビエラ大津」の建設に投じた税金は9000万円。ところが、障害者や高齢者、ベビーカー連れの子育て世帯に甚だ評判の悪く、「県の玄関口」の現状に不満の声があがっているという。
↓2016年12月27日付/京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20161227000019
大津WEB新報も、現地調査したところ、2階まで上がるエレベーターはなく、2階レストランのトイレも段差があり、車いす利用者や高齢者にとっては、使いにくい作りとなっていることを確認した。
参照:JR西日本/大津駅リニューアル 商業施設「ビエラ大津(2016年)」10月1日オープン
●外観イメージ
●フロアマップ/エレベーターなし・階段のみ