大津市自治連合会と大津市の幹部らが同席する60人規模の懇親会が、来月10日、琵琶湖ホテルで催されることが、大津WEB新報の独自取材で明らかになった。越直美市長は昨年11月の記者会見で「大津市と自治会組織の公費での懇親会は廃止する」と述べたばかり。自治連合会を所管する自治協働課は、「今年の懇親会は大津市が主催ではない。自治連合会が開催する」と釈明している。

懇親会は毎年、自治連合会の総会後にセットで開かれている。会場は琵琶湖ホテル、規模は60人前後というのが慣例。学区の自治連合会長36人や、市の幹部らが総会終了後、懇親会になだれ込む。大津WEB新報の取材に対し、自治協働課は、市職員の参加について「まだ決まっていない。答えられない」と明言を避けている。

「公費での自治会組織との宴会は廃止」と通達

前副市長と市職員が、宴会に同席したコンパニオンの代金を自治連合会から負担してもらうなど、両者の不適切な関係が昨年11月に明るみになった。市民やメディアから批判を浴びた。これを受けて越市長は記者会見で、「今後は、公費での自治会組織との飲食を伴う宴会を廃止にする」と公言した。上野隆平総務部長が、11月1日付で各部へ通達文を送付した。