大津市が、利害関係者との懇談会で、例外的なケースとして、「20人以上の立食パーティーなら市職員の参加はOK」としたが、これは、国家公務員倫理規程の例外ケースに酷似していることが、大津WEB新報の調査でわかった。

国家公務員倫理法は、1998年に発覚した大蔵省(現財務省)の接待汚職事件(別名:ノーパンしゃぶしゃぶ事件)で、国民やメディアから強い批判を浴びたことから、供応接待を禁止したのがきっかけで施行された。しかし、国は、その後も“抜け道”となる例外規定を設けることで、補助金などを支出している利害関係団体から、飲食の提供を受けることを続けている。

草津市や栗東市など、市民の身近な地方自治体は、市民からどう見られるかを意識して、15年以上も前に厳しい倫理規程を設けた。しかし、大津市は、国が設けた“抜け道”とそっくりの例外規定を設けた。

↓国家公務員倫理規程

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H12/H12SE101.html