琵琶湖市民清掃が6月25日に行われた。大津WEB新報の取材によると、参加した市民らは、大津市から560万円の補助金が出ていることを知らなかった。地域に回覧された「琵琶湖を美しくする運動実践本部からのお知らせ」にも一切説明がない。一部の地域では、今年初めて、補助金で購入した軍手が配布されたこともわかった。

大津WEB新報の取材に対して、参加した市民らは、「今年はなぜか軍手が配布された」と驚きの声をあげていた。軍手が支給された地域では、自宅近くの歩道や公園などを、30分清掃している。

事業を実施しているのは、大津市自治連合会などでつくる任意団体「琵琶湖を美しくする運動実践本部」で、事務局は大津市環境政策課に置かれている。美化活動としての琵琶湖市民清掃の実施は、年1回である。

昨年までは大量の土嚢袋を購入していたことが明らかになっている。

大津市以外の滋賀県内18市町で構成する「美しい湖国をつくる会」では、滋賀県から1つの市町が約13万円の補助金を受け取り、複数の美化事業を運営している。年間13万円なので、必要最小限の支出になっている。

↓「琵琶湖を美しくする運動実践本部」からのお知らせ