琵琶湖市民清掃のごみの収集・運搬をめぐり、大津市は6月27日現在、業者との契約内容をホームページなどで公開していない。大津市の廃棄物減量推進課は昨年、市民清掃が始まって11日経ってから、ホームページに2000万円を超える4業者との随意契約の内容を公開した。
大津市は昨年、市が保有するパッカー車を1台も稼働させず、その一方で、4業者に2000万円以上の随意契約金を支払って、清掃ごみの収集・運搬を依頼していた。6月17日に4業者と随意契約を締結し、翌18日に琵琶湖市民清掃が始まっているが、大津市のホームページに公開していなかった。大津市ホームページに業者との契約内容を公開したのは6月29日だった。
今年も、昨年同様、収集・運搬の契約内容を、事業開始前にホームページ上で明らかにしていない。どの業者が、いくらで収集・運搬するのか、市民に明らかにしないまま、琵琶湖市民清掃が始まっている。
こうした大津市の不透明な事業に対して、市民らから批判の声が出ている。2017年4月28日に、加藤英子さんら市民11人が、「琵琶湖市民清掃」の補助金と随意契約金に対して、違法な支出であると主張し、住民監査請求を起こしている。
↓参考記事:「収集・運搬を4社へ/総額2,265万円で委託/HPへの情報公開遅れる/市民清掃№97」
http://otsu-shinpou.info/web/?p=8684
↓随意契約締結結果一覧/廃棄物減量推進課HP/今年度の契約の公開なし/2017年6月25日プリントアウト