琵琶湖市民清掃のごみを収集・運搬する作業について、大津市は4業者との業務委託契約を6月17日に締結していたことが明らかになった。3日間分の総額は2,265万円。しかし、大津市はこの契約についてホームページに掲載していなかったが、大津WEB新報から指摘をうけ、6月29日にようやく情報公開した。廃棄物減量推進課の職員は、締結と掲載遅れの理由について「ごみ量などを業者と協議するのに時間がかかった」と釈明している。

大津市は、家庭ごみの委託業者4社に、琵琶湖市民清掃の収集・運搬業務として2,265万円を支払う予定としている。その一方で、大津市のパッカー車を稼働させているかどうか、廃棄物減量推進課の職員は、「環境政策課でないとわからない」としている。

大津WEB新報は6月26日の記事で、大津市環境部は市民の集めたごみを運ばず、代わりに、家庭ごみの委託業者が回収していたことが、複数の目撃情報で明らかになったことを報じた。大津市廃棄物減量推進課の随意契約一覧には、委託契約がなく、大津WEB新報は、民間業者との間で琵琶湖市民清掃に関する業務委託契約を結んだ記録がないことや、大津市は「美化活動のごみ」の収集・運搬の仕事を家庭ごみの業者に押し付け、対価を支払っていない疑いが浮上していることなどを発信していた。

大津市廃棄物減量推進課のホームページ/随意契約一覧

↓2016年6月29日廃棄物減量推進課のホームページ/随意契約一覧/今年度の琵琶湖市民清掃の収集・運搬委託金は、トータル2,265万円/2回の清掃終了後に更新

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↓2016年琵琶湖市民清掃のごみ収集運搬業務委託

2,016年度/琵琶湖市民清掃・収集・運搬業務委託_01

2,016年度/琵琶湖市民清掃・収集・運搬業務委託_02 2,016年度/琵琶湖市民清掃・収集・運搬業務委託_03 2,016年度/琵琶湖市民清掃・収集・運搬業務委託_04