琵琶湖市民清掃を主催する任意団体「琵琶湖を美しくする実践本部」が、大津市の補助金を不適切に使っている問題で、滋賀学区では、当日、市民センターに35人分のビールと寿司を注文していたことが、6日までに明らかになった。休日に市民センターの鍵を開けて対応した吉田支所長は、「ビールは持ち帰ってもらっている」と話している。滋賀学区の自治連合会長は、「実践本部」の幹事に名を連ねている。
情報公開制度で開示された2012年度の文書によると、滋賀学区では、午前10時に市民センターへ、冷えた缶ビール35 本、1100円の折り詰め35人分などを、業者に運び込ませていたことが分かった。清掃作業後に、幹部だけでいわゆる打ち上げを開いていたとみられる。滋賀市民センターの吉田支所長は問い合わせに対して、「ビールは市民センターで飲んでいない。持ち帰ってもらっている」と答えた。
市民が当日、ボランティア清掃する時間帯は通常、早朝の約1時間ほど。その後は集めたごみを車で処分場に運ぶことになっている。大部分の市民は手弁当で、地区によってはペットボトルなどを配るところがある。
資料1「2012年 滋賀学区自治連合会(寿司代)請求書と領収書」
資料2「2012年 滋賀学区自治連合会(ビール代)納品書と領収書
資料3「2013年 滋賀学区自治連合会(寿司代) 請求書と領収書」
資料4「2013年 滋賀学区自治連合会(寿司代)納品書と領収書
滋賀支所