琵琶湖市民清掃をめぐり大津市から「琵琶湖を美しくする運動実践本部」へ支出している560万円の補助金が、ごみ処分場までの収集・運搬が不要になったのに、2016年度以降も減額していないことが、情報公開請求で開示された資料からわかった。

4業者へ2200万円でごみ収集・運搬の委託

2015年度までは、各学区が手配した無許可業者に謝礼金を支払い、一般廃棄物を大津市の処分場まで収集・運搬させていた。大津WEB新報がこの事実を報道すると、大津市は自らのパッカー車を稼働させないまま、計2265万円で4業者と委託契約を進めた。

補助金560万円は減額せず

このため、「実践本部」への補助金560万円に含まれていた「車両借上げ代や運搬謝礼」などの経費は必要なくなった。しかし、2016年度以降も、全く減額しなかった。この補助金を支出しているのは、大津市環境政策課。同課は実践本部の事務局が置かれている。

↓2015年度までと、2016年度以降の金額比較
2015年まで 補助金560万円(処分場までの収集・運搬の報償費込み・無許可業者が運搬) 南部は、仮置き場で、草木、無袋草木、泥ごみなどを処分。計量せず。

 

※大津市パッカー車稼動せず
2016年から 補助金560万円(学区内の集積場までのごみの収集・運搬の報償費含む。無許可業者も運搬) 4業者と、処分場までの収集・運搬の随意契約2265万円を委託。

南部は、仮置き場へ泥搬入。

 

※大津市パッカー車稼動せず