【ポイント】
- 大津市自治連合会の総会に、大津市の市民部長らが公務として出席しました。
- しかし、自治連の総会の資料は、大津市役所に保管されていないことが分かりました。
- 部長らはもともと資料を持ち帰らなかったのか、それとも廃棄したのか。
- 自治連の総会に出席しておきながら、報告書もありません。大津市は自治連に多額の補助金を支出しており、チェックする立場にあります。部長らは何のために総会に出席したのでしょうか? 緊張感ゼロ?
【詳細】
大津市自治連合会の今年の総会は5月11日に、琵琶湖ホテル「瑠璃の間」で開かれた。大津市からは市民部長や市職員が公務として出席していた。しかし、当日配布された総会資料を、大津市が保管していないことが、情報公開条例に基づく文書開示請求で明らかになった。
当日の「総会次第」などによると、日比均市民部長が大津市自治連合会長の内田一豊氏と共に挨拶をしている。また、市民部の大津市自治協働課は、大津市自治連合会長からの協力依頼を受け、午前10時から午後5時25分まで、琵琶湖ホテルへ手伝いとして数人の職員を派遣している。
にもかかわらず、大津市へ「大津市自治連合会の総会資料」を情報公開請求すると、「存在しない」という結果が届いた。公務で出席した総会の資料を、大津市職員は誰1人持ち帰っていない、あるいは持ち帰ったとしても廃棄したことになる。
参考資料2「公文書非公開決定通知書/2015年大津市自治連合会の総会資料「存在しない」
参考資料3「2015年大津市自治連合会総会の職員協力について(依頼文)」
参考資料4「大津市自治連合会の総会へ派遣された市職員のスケジュール記録」