琵琶湖市民清掃を主催する任意団体「琵琶湖を美しくする運動実践本部」が、今年3月の臨時総会で、ごみの収集・運搬作業を2,250万円かけて、業者へ委託することを隠し、運営ルールの変更を議決していたことが、内部資料で明らかになった。実践本部は、「ごみの収集・運搬は大津市が行う」としか説明しておらず、大幅な経費増加については全く触れていなかった。

内部資料は、2016年3月11日に行われた臨時総会の議事録。それによると、実践本部の真下副本部長が、「ごみの収集・運搬方法の変更」として、「ごみの収集を大津市に行ってもらう」と臨時総会に参加した自治連合会長などへ説明している。

しかし、昨年12月25日の実践本部の役員会では、業者へごみ量を提示して運搬・収集を既に調整済であることを説明しており、役員会と臨時総会の説明に大きな食い違いが生じている。琵琶湖市民清掃の事業運営として、業者へ委託するため、大幅に経費が増加することを、会議に参加した本部役員へ知らさずに、変更の議決を求めたことになる。

 

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