大津市南部自治連協議会が国、滋賀県、大津市へ要望書を提出する際、一般市民からの要望は組み込まず、大戸川ダム建設など公共工事の推進を毎年繰り返し要望していることが、複数の情報公開請求の資料から明らかになった。南部自治連は「複数学区にまたがる広域的な懸案事項」のみを要望として扱うとしており、自ずと道路、河川の工事などに偏りがちになる。

大津WEB新報が入手した資料によると、南部自治連は「複数学区にまたがる広域的な懸案事項について要望する」としているが、要望の選定方法などは記載していない。どれほどの住民がそれを求めたのか不透明なまま、毎年、同じ内容の「重点要望」が国や滋賀県、大津市へ提出されている。「重点要望」は大戸川ダムや高速道路の建設など。

一方、一般住民からの要望は、末端の各自治会から、学区の自治連合会を経由して、大津市の市民相談室へ提出されている。時期は、南部自治連が学区連合会からの要望として集める時期と重なる。南部自治連の要望書として提出しないとしている。2013年度は、長等学区自治連合会以外の35学区の要望書が、市へ提出されていた。

↓南部地域における懸案事項の取組みについて

南部地域における懸念事項/要望について

↓2009年~南部自治連協議会の重点要望について

南部自治連の要望/平成21年_01 南部自治連の要望/平成22年_01 南部自治連の要望/平成23年_01 南部自治連の要望/平成24年_01

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