2017年5月10日に、琵琶湖ホテルで、大津市自治連合会の定例会と総会、夜には宴会が開催されたが、市長をはじめとする大津市幹部は、定例会と総会に出席せず、夜の宴会の時にだけ現れたことが、大津WEB新報の電話取材でわかった。新しい体制が決まる重要な総会には、市幹部だけでなく、大津市職員は誰も出席していない。
5月10日午後2時には、大津市自治連合会の定例会が開催されている。定例会は、各課の職員が、お知らせや市の広報物の配布のため出席している。しかし、3時の総会の時間になると、市職員は、琵琶湖ホテルを出て、大津市役所へ戻っている。大津市幹部は、定例会にも総会にも出席していない。
夜の宴会が始まる6時になると、越直美市長や副市長、総務部長ら市幹部が大津市自治連合会の宴会に現れている。越市長は、利害関係団体の大津市自治連合会の宴会への出席理由として、市の内部で整理した「利害関係団体との懇親会等の事例」という中に「市民関係団体総会後の懇親会があるため」としている。市民関係団体とはどの団体を指すのか、なぜ、総会後の懇親会だけはOKなのか、規定も理由もあいまいなまま、大津市は、利害関係団体の大津市自治連合会との夜の宴会を続けている。
越市長は、昨年11月の記者会見で、「自治会との会合を飲食を伴わない形にしていきたい」とメディアに向けてアピールしていた。