大津市からの補助金4600万円で2015年度に建設された北在地自治会館(大津市伊香立北在地字北前田850番地)をめぐる問題で、新築工事を請け負ったのは、泉恒彦元市議の関連企業「泉工務店」だったことが、大津WEB新報の独自取材で判明した。
北在地自治会館の新築工事の予算要求が市議会に提出されたのは2013年。当時、泉氏は現職の市議だった。
工事を受注したのは、北在地にある泉工務店。新築された自治会館の近隣にある。法人登記を確認すると、代表を務める泉崇宏氏は、泉元市議と住所が同じで、親族とみられる。
2014年度の向在地自治会館(大津市向在地町763番)の増築工事2000万円も、泉工務店が請け負っている。2つを合わせ同じ業者へ6600万円の自治会館関連の工事費が、市の補助金から支払われていたことになる。市の直接事業ではないため、競争入札は行われておらず、地元自治会が泉工務店を選定している。
泉恒彦氏は市議時代の2015年3月27日に、伊香立学区環境整備委員会の参与として、大津市幹部らとホテルでの懇親会に参加していた。大津市がホテルでの食事代を負担し、コンパニオン代を伊香立学区自治連合会が負担。大津市と伊香立学区環境整備委員会の懇親会は、毎年の恒例行事となっていた。大津WEB新報は既に詳細に報じている。
↓過去記事:現総務部長もコンパニオン接待/大津市が24万円負担/伊香立自治連と計40人/地区環境整備事業№60
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