大津市議会の西村和典市議(絆の会)が、年約1億円の迷惑料の要望を出す伊香立学区環境整備委員会に参与として出席し、市の公金で飲食をしていた問題で、本人が10月3日、大津WEB新報の電話取材に応じた。一問一答は以下の通り。

ー西村議員は、伊香立学区環境整備委員会の参与として関わっていますが、参与としてどのような関わりをされているのでしょうか?

西村市議「環境整備に関することです」

ー伊香立学区には、地区環境整備事業補助金としてかなりの金額が支出されていますが、伊香立学区環境整備委員会はこれには関係していないのでしょうか?

西村市議「それにはあまり出ていない」

ーしかし、手元にある資料では、伊香立学区環境整備委員会から、迷惑料について要望が出ていますが。

西村市議「要望そのものは各自治会から出て、土地改良事業など大きな事業について、伊香立学区環境整備委員会から要望を出しています」

ーその伊香立学区環境整備委員会に、どうして、(西村)議員が参与として参加しているのですか?

西村市議「伊香立の代表として、選出された者として、私の時から始まったわけでなく、昭和63年から伊香立学区環境整備委員会に議員が出ています」

ー昭和63年から(議員が)出ているということですが、その会で懇親会が開かれていますよね?

西村市議「私は、これから出なくては行けない用事がありまして」

ーちょっと待ってください。西村議員は、参与として関わっていたということですが、これは政治倫理条例としてどのように捉えていますか?

西村市議「河川に関する問題やそういうことに携わってきて…」

ー政治倫理条例に関することなんですけど。例えば、政治倫理条例の第3条に、補助金やその他給付に関する働きかけをしてはいけないとあると思いますが。これについてはどう思われますか?

西村市議「詳しく知らない」

ー議員のほうが詳しいと思っていましたが。

西村市議「何をみているのかわからない」

ー平成23年12月19日に出された大津市議会政治倫理条例ですよ。

西村市議「ちょっとややこしい問題があって。また、時間をとりますので。これから、出ていかなければならない用事がありますので、ここですみません」