大津市と大津市自治連合会が、公金で温泉旅行♨に行った問題で、大津市自治協働課の田中鉄也課長は、大津WEB新報の取材に対して、「旅行は、大津市が計画したものではない」と釈明した。以下、一問一答。

ー今年も、大津市自治連合会が補助金で温泉旅行に行ってますが、大津市職員も随行していますよね?

課長「温泉旅行♨ではなくて視察旅行です」

ー視察旅行という割には、行く前も行った後も、今まで一度も、市民へ報告したことがないですよね。大津市のホームページで自治会へ入って下さいと加入を促していて、公金で旅行に行っているのですから、旅行の内容をホームページに掲載すべきでしょう。

課長「ホームページの自治会加入の呼びかけは、自治会の加入率が低下しているので、それなら、大津市でも協力しようということで出していまして」

ー大津市職員が、随行する必要はないのでは? 視察というのなら、市職員が、明石市などに、日帰りで研修に行き、その内容を大津市自治連合会に教えてあげたらどうですか? 毎月、任意団体の大津市自治連合会の定例会は、市役所でありますよね。その時に伝えればすむことでしょう。

課長「大津市は旅行を計画していません。大津市職員が一緒に行ったのは、大津市自治連合会が計画した視察旅行の内容が、大津市の今後のためになるものだから、どうせなら一緒に行ったほうがいいということで行きました」

ーということは、大津市自治連合会が計画した旅行に、大津市が乗っかったということですか?

課長「乗っかったとは、口が悪い」

ー大津市職員だけでなく、添乗員もいますよね。大津市職員が随行するのなら、旅行会社の添乗員は、必要ないでしょう。温泉旅行♨ですよね?

課長「大津市の職員が、いろいろ手配することもないですよ。添乗員をつけるかどうかも、大津市自治連合会のほうで決められたことですから」

ーでは、企画した大津市自治連合会の担当者は、誰ですか?

課長「事務局長かな」

ー昨年は、伊香立学区自治連合会長の木村さんが事務局長でしたよね。今年は、どこの学区ですか?

課長「木戸学区です」

ー今回の温泉旅行のことで聞きたいことがあるので、事務局長へ連絡したいのですが。

課長「手続きしたのは事務員かもしれない」

ー旅行を決めたのは、事務員のわけないですよね。大津市自治連合会の役員で決めたことですよね。事務局長の連絡先を教えて下さい。

課長「個人情報なので教えられません」

ー大津市のホームページで、大津市自治連合会がチラシを出して、自治会に入って下さいと市民に呼び掛けておきながら、連絡先も出せないとはどういうことですか。

課長「個人情報なので」

ーでは、こちらの連絡先を事務局長へ伝えて下さい。連絡いただきたいということもお願いします。

課長「伝えるだけですよ」

この電話取材から1週間以上経っても、大津市自治連合会の事務局長から連絡は来なかった。

↓参照:大津市自治協働課HPに掲載の「自治会」

http://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/010/1130/g/jitikai/1390062963047.html

↓参考記事:自治会入れ入れ詐欺では?/収支を公開せず加入を勧める

http://otsu-shinpou.info/web/?p=12618