琵琶湖市民清掃問題で、長等学区の自治連合会が、「食糧費」の名目で、明細のないまま弁当代などを、複数年計上していたことが情報公開請求した資料から明らかになった。長等学区自治連合会は、「食糧費」名目で毎年約4万5千円を使っているが、実際に飲食関係の購入だったのかを証明する公的書類がなく、極めて杜撰な会計業務を繰り返していたことになる。

2012年度と2013年度、長等学区自治連合会の清水耕二会長は、大津市自治連合会副会長を務め、「琵琶湖を美しする実践本部」の幹事でもあった。にもかかわらず、お膝元では、明細なしの領収書で補助金を使い続けていた。

また、長等学区自治連合会は、2012年、2013年とインクカートリッジ3150円、4780円を購入しているが、2012年に写真20枚(A4用紙5枚)を報告書に添付しているのみで、2013年は写真も何もつけずに報告していた。

所管の市環境政策課は「写真などの添付は、特に義務づけていない。明細を記入してもらうように義務付けしたのは2013年度から」とし、問題はないという認識を示している。

参考資料1「2012年 長等学区自治連合会/収支決算書」

参考資料2「2012年 長等学区自治連合会/明細なし領収書(インクカートリッジと飲み物代)」