大津市の越直美市長は、定例記者会見で最重要の「総合計画」を説明しない一方、隣接都市の草津市では、積極的に情報発信を行っていることが明らかになった。市民への情報発信、情報提供の面で、大津市は“時代遅れ”だと言える。

若い世帯の流入で人口増加が著しく、「都市データパック」で近畿の住みよさランキング1位を連続して獲得している草津市では、市民に向けた情報開示と情報共有を徹底して進めている。草津市の橋川渉市長は、「さらに魅力的で持続可能なまちであり続けることを目指す」として、「草津市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の素案を、記者会見で発表している。

草津市は「ようこそ市長室へ」のホームページ上で、市長会見の内容を伝えるとともに、説明に用いた資料をPDFファイルで掲載している。また、草津市独自チャンネル「くさつチャンネル(外部リンク)」を開設し、ユーチューブを使って「草津市総合計画」も発信していた。

大津市は定例記者会見の内容を掲載するのに1か月以上かかっている。会見で用いた資料は掲載していない。さらに、最上位の計画である「大津市総合計画」を策定しても、越市長は記者会見でひと言も触れていない。草津市のように、ユーチューブも活用していない。ところが、越市長は自己点検で、情報公開の在り方について合格点をつけている。

↓2015年11月20日/草津市長定例記者会見

 

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↓くさつチャンネル/第5次草津市総合計画第1期基本計画