大津市が昨年5月、大津市自治連合会の幹部らを琵琶湖ホテルに招待して開いた宴会は、1人当たり8000円の豪華版だったことが、情報公開制度で開示された資料から明らかになった。越直美市長ら市の幹部は、1人2000円だけを自己負担し、表向き「1人6000円」を装っていた。

開示された資料は、市自治協働課が、市長や部長級たちへ事務連絡として出した1枚の文書。琵琶湖ホテル3階「瑠璃の間」で開かれた宴会の案内で、会費2000円を受付に支払うよう求めている。

大津市自治協働課の「支出命令書」では、1人6000円の食事代61人分366,000円だけが会計上、処理されている。そのため、表面上は「1人6000円」だが、実際は個人負担分を合わせた「1人8000円」の宴会だったことが分かった。この中には食事代だけでなく、アルコール類も含む飲み物代も含まれている。

宴会には61人が出席しているが、一般市民は誰も招待されていない。また、宴会が開かれたこと自体、大津市は広報していない。

参考資料1「大津市自治協働課の支出命令書」

大津市の支出命令書/琵琶湖ホテル

 

参考資料2「事務連絡/自治協働課から越市長へ」

 

自治協働課から越市長へ/2000円の案内

 

参考資料3「懇談会の案内/越市長から学区自治連合会長へ」

越市長から学区自治連合会長へ2000円の案内