琵琶湖市民清掃の当日、主催する任意団体の作ったルール(要綱)に違反するごみが次々と集積場(仮置き場)に運び込まれたのに、大津市の職員がそのまま受け取っていたことが分かった。大津市は市民に対しては、草や泥を各地域で処理するなどのルール徹底をホームページなどで呼びかけていた。その一方、仮置き場では、大津市自らがルールに違反し、処分不可のごみを大量に受け入れていたことになる。

主催するのは、大津市自治連合会などでつくる「琵琶湖を美しくする運動実践本部」で、ごみの集め方などを『実施要項』にまとめ、大津市とともに市民に注意を呼びかけていた。具体的には、草は「できるだけ地域処理」、木の枝は「切って(太さ5cm未満、長さ40cm未満)ごみ袋に」、泥は「市では収集出来ないから埋めるなどの地域処理」を求めている。

しかし、7月5日の市民清掃の当日、仮置き場へ次々と現れたのは、袋詰めされていない大型の草木や枝、泥の入った土嚢袋などを、大量に積みこんだダンプやトラックだった。現場には、「実践本部」の幹事をしている大津市環境部長の増田伊知郎氏のほか、多くの職員が居合わせたが、こうしたルール違反のごみをそのまま受け入れていた。

 

参考資料1「2015年実施要綱/琵琶湖を美しくする運動実践本部」

平成27年琵琶湖市民清掃実施要綱

 

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