新報クラブ会員№1は、明治のジャーナリスト宮武外骨さんです。

新報記者は、宮武さんが発行した「滑稽新聞(大ベストセラー)」のモットー『威武に屈せず 富貴に淫せず、ユスリもやらずハッタリもせず』を知って、どんな人物か興味を持ちました。

宮武さんが書いた記事は、時の権力者の伊藤博文の女癖の悪さを揶揄したり、「ユスリ記者」の鉄槌記事を書いたり、汚職官僚のおちょくり記事を書いたりと、抱腹絶倒です。

「予は危険人物なり/宮武外骨自叙伝(筑摩書房)」では、元々、穏健なパロディ記者だった宮武さんが、反権力のジャーナリストに変わっていった時代背景と本人の葛藤が、その時々に発行した膨大な新聞記事を元に浮かび上っています。

↓【ウィキペディアより抜粋】

宮武 外骨(みやたけ がいこつ、慶応3年1月18日(1867年2月22日) – 昭和30年(1955年)7月28日)は、日本のジャーナリスト(新聞記者、編集者)、著作家、新聞史研究家、江戸明治期の世相風俗研究家。

明治・大正期にはジャーナリストとして、政治家や官僚、行政機関、マスメディアを含めた権力の腐敗を言論により追及した。日本における言論の自由の確立を志向し、それを言論によって訴えた。また、活字によるアスキーアートを先駆的に取り入れた文章など、様々な趣向を凝らしたパロディや言葉遊びを執筆したことでも有名。関東大震災以降は風俗史研究に活動の重点を移し、東京帝国大学(東京大学)に明治新聞雑誌文庫を創設した。

↓宮武外骨さんの代表新聞「滑稽(こっけい)新聞」