大津市自治協働課は、2012年まで大津市自治連合会の事務局として、公務の時間に自治連の事務作業を行っていた。自治連の役員に、会計や事務局長もいるが、大津市の職員がなぜか事務の肩代わりをしていた。
そこで、大津市自治連合会議事録の公開請求をかけると「大津市は、当該文書を取得しておらず存在しません」と非公開。
大津市自治協働課/自治連議事録非公開

公務として出席した市職員が、記録をとっていない。報告書ぐらいは作成して市へ提出しているだろうと公開請求をかけると「作成及び取得しておらず、存在しないため」と非公開。

大津市自治協働課/市への報告書非公開

愕然としながらも、1ヶ月前の総会資料ぐらいは保管しているだろうと公開請求をかけると「作成及び保管しておらず、存在しないため」と非公開。自治協働課の職員は「見るだけ見て必要がなくなったから、焼却した」と発言。

大津市自治連総会資料/非公開

大津市はどうなっているのだと驚きながらも、補助金関係の資料ぐらいはあるだろうと、大津市自治連合会の運営補助金の実績報告書を公開請求かけると、「領収書」が1枚もない。領収書が1枚も添付されていない「実績報告書」が存在すること自体、信じられない。そこで、「2009年から2012年までの大津市自治連合会運営補助金の実績報告書に付随する明細のわかる領収書等の写しと実績のわかるその他関係書類等」と特定して公開請求をかける。結果は「請求のあった公文書は取得しておらず、存在しないため」と非公開。

img002_01

大津市自治連合会が関係している補助金「わがまちづくり市民運動推進会議」の関係資料はあるだろうと公開請求をかけると、「実績報告書」に領収書が1枚もない。補助金を支出している市が、わがまちづくり市民運動推進会議の構成団体リストすらも保管していない。
大津市自治協働課/わがまちづくり非公開

2012年まで、大津市自治協働課が「大津市自治連合会」と「わがまちづくり市民運動推進会議」の事務局だった。公務として任意団体の仕事をしていながら、チェックしたと証明できる資料は何もない。そもそも、公務員が任意団体の事務を公務の時間に執り行う法的根拠と事務に所要した時間等の記録はあるのかと公開請求をかけると、「請求のあった公文書については存在しないため」と非公開。

大津市自治協働課/公務非公開

「非公開」だらけの自治協働課でも、自ら作成した「公金外現金取り扱いマニュアル」に規定の「大津市自治連合会会計」と「滋賀県自治連合会会計」の公文書はあるだろうと公開請求をかけた。結果は、どちらも「請求のあった公文書は、実施機関で保有しておらず、存在しない」と非公開。

存在しない1

大津市自治協働課/滋賀県自治連会計非公開