伊香立学区自治連合会が運営している香の里史料館に、大津市から年間500万円の運営補助金が支出されているが、さらに、自治振興事業補助として、伊香立学区自治連合会へ500万円が支出されていることが分かった。自治会長の集合体にすぎない学区自治連合会に対する大津市からの補助金は、合わせて1000万円に上る。単純計算で1世帯当たり年間1万5000円の補助金が使われていることになる。

香の里史料館の実績報告書では、夏まつりや文化祭の事業などに補助金89万円が支出されている。これに加え、伊香立学区自治連合会の自治振興事業補助金からも、夏まつり、文化祭、運動会などに260万円が支出されていることが、情報公開請求の資料によって明らかになった。

伊香立学区の全世帯数は、982世帯で、自治会加入世帯数は668世帯。他学区では、住民の会費で運営している夏まつりや運動会の事業費、各協議会の運営助成金に、多額の補助金が使われていたことになる。

 

img053_01