大津市自治連合会が会議名目でたびたび琵琶湖ホテル(大津市浜町)を使い、年間約63万円の経費を支払っていたことが、内部文書で明らかになった。事業収入もない任意団体が、公金を使って、高級リゾートホテルで会議室を、年に複数回利用していたことが、設立60年を過ぎて初めて裏付けられた。

大津市自治連合会の運営補助金の実績報告書に、2013年度まで領収書が1枚もついていなかったことは、大津WEB新報の過去報道で何度も取り上げた。補助制度適正化基本方針が打ち出され、2014年度になってようやく、支出伝票だけを開示した。

内訳をみると、琵琶湖ホテルを利用したのは年5回。1回の最高額は、11月26日の約26万円。年度末に開いた回の約9万6000円には「写真撮影代」も含まれている。

大津市自治連合会の運営費は、大津市から支出された補助金と、各自治会からの会費で成り立っている。大津市自治連合会へ会費を納めている各自治会は通常、支所や自治会館で会議を開いている。

大津市の側から見れば、一部の任意団体が、会議費として高額なホテル使用料を補助金から支払っていることを認めていると言える。

 

↓支払日2014年5月26日/金額89,155円

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↓支払日2014年7月22日/金額132,084円

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↓支払日2014年11月26日/金額260,460円

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↓支払日2014年12月12日/金額54,150円

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↓支払日2015年3月31日/金額96,120円

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