大津市の越直美市長は、毎月初めに定例記者会見を開いているが、9月2日の記者会見の記録を、1か月以上過ぎてもホームページに掲載していないことがわかった。10月の定例会見も既に5日に行われており、10月6日現在、2カ月分が掲載されていないという異常事態となっている。越市長には、自ら会見で述べた内容にもかかわらず、市民に積極的に伝えようとする意欲が見えない。

掲載が遅れている理由について広報課は、内容について「記者クラブ側とすり合わせるため」としている。

9月2日の定例記者会見は午後1時からの約1時間。大津市ホームページの「市長の部屋」には、定例記者会見という項目があるが、会見録は8月2日分までしか掲載されていない。広報課は「10月中に出す」としている。10月の記者会見は来月までに出すと説明している。

↓大津市ホームページ「市長の部屋」/定例記者会見

http://www.city.otsu.lg.jp/shisei/mayor/teireikisyakaiken/h28nendo/index.html

掲載が遅れている理由については「定例記者会見は、市政記者クラブの主催なので、間違いがないかどうかのすりあわせをしてからでないと出せない」と話している。

市政記者クラブは、広報課の目の前にあり、室内には広報課の職員が受付として、常駐している。

大阪市は市長の記者会見を、インターネットで生中継するとともに、動画と文字の記者会見録をホームページに掲載し、閲覧できるようにしている。