大津市の越直美市長は、2014年2月の定例会で、ごみ焼却施設から3施設から2施設に集約することについて、「2013年度からの4年間で約98億円の収支不足が生じる」「徹底した行財政改革を進めることが必要」などと説明した。一方で、迷惑料としての新しい富士見市民温水プールの整備・運営事業費に約20億円、池を埋立した造成工事費に約5億円など、市民が見えない形で巨額な支出の事業を進めていることが分かった。

大津市の公共施設マネジメント推進課は、老朽化した施設の統廃合を少しずつ進めている。しかし、富士見の市民温水プールを取り壊し、新たに建て替える必要があるかどうかの議論は置き去りにされた。地元自治連合会の要望を越市長がそのまま受入れた「建設ありきの姿勢」が顕著となっている。

新富士見市民温水プールの整備・運営は、「(株)フージャーズホールディングス グループ」。事業期間は2016年12月から2034年3月まで。運営は、2018年10月から2034年3月の15年間の契約となっている。総合評価一般競争入札がとられ、審査委員会が落札者を決定した。

従来の富士見の市民温水プールは、焼却施設の余熱利用で運営していたが、新しい市民温水プールは、ボイラーで運転する。

↓大津市市民スポーツ・国体推進課ホームページ/「入札・契約」新富士見市民温水プール整備・運営事業の落札者について

http://www.city.otsu.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/41/rakusatushakextuteituuchi.pdf

http://www.city.otsu.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/131/shinsakouhyou01.pdf