大津市は北部クリーンセンターがある伊香立学区の環境整備委員会と、毎年2回、委員会の後に懇親会を開いてきた。しかし、隣接する草津市は、草津クリーンセンターがある地元自治会と1度も懇親会を開いたことがないことが、大津WEB新報の取材でわかった。草津市の担当者は「懇親会費の支出はあり得ない」と、大津市の実態に驚きを隠さない。

大津市は、伊香立学区環境整備委員会との間で、年度初めの5月と翌年3月の2回、琵琶湖グランドホテルで宴会を繰り返していた。情報公開請求で入手した資料によると、4年間で合計199万円を大津市の公金から宴会費を支出していた。大津市からは、越直美市長はじめ環境部の幹部ら、伊香立学区環境整備委員会からは、市議会議員や伊香立学区自治連合会長などが参加していた。

一方、草津クリーンセンターを新たに建設中の草津市の職員は、大津WEB新報の取材に対して「草津市と地元自治会が懇親会を開いたことはない。草津市が懇親会費を支出することは、あり得ない。それはだめでしょう」とコメントした。

さらに「大津市は、毎年、懇親会費を市が、コンパニオン代を地元が負担していた。越市長も参加していた」と大津WEB新報が説明すると、草津市の職員からはため息が漏れた。

↓2012年から2016年までの「食糧費」の支出命令書