大津市が昨年5月、大津市自治連合会の幹部を招いて開いた宴会に、元自治連合会長を無料で招待していたことが情報公開制度で開示された資料で分かった。さらに大津市は、感謝状と記念品も贈るなど、至れり尽せりのサービスを公務で行っていた。特定の任意団体だけを厚遇していたことがまた明らかになった。他の地方自治体と比較しても、大津市は自治連合会の幹部を、特別に手厚くもてなしている。

2014年の記念品は、ジバンシィのコーヒーセット(10個入り)6セット分で、5,670円。2013年も同じ商品で5,103円。2012年はジバンシィのデザートスプーンセット20,150円。

36学区の自治連合会長には、毎年13万円の報償金が謝礼として、連合会長の個人通帳口座に振込まれている。しかし、その使途は報告していない。さらに、自治会関係の補助金を、役員の飲食代に計上して問題となった学区も多数あった。また、公金を使い、何度もあるホテルでの研修会や懇談会、温泉地での研修や視察旅行を繰り返してきた。どのように補助金を使ったか報告は一切行われていない。

参考記事1「補助金の公益性は不問」

参考記事2「表彰制度はお手盛り」

参考記事3「責任者自ら謝礼金受領」

参考資料1「学区自治連合会長の個人通帳口座へ13万円振り込みの連絡文」

 

学区自治連合会長報償金について_01

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